行政書士のSEO集客の現状

SEO対策

「集客力のあるキーワード」で自然検索したとき上位表示させるためにサイトを最適化することがSEO対策です。

「集客力のあるキーワードの上位サイト」は、一般的なSEO対策を行っていることは当然ですし、時間的なアドバンテージもあります。

また、新たに数多くのウェブサイトが新規参入し「集客力のあるキーワード」で上位表示させようと競争率は日々激化している状態です。

しかし、行政書士のSEOに限っては、SEO対策が不十分なサイトが多く、まだ上位表示される余地があります。

行政書士が検索結果によって集客する方法

行政書士が検索によって集客には代表的な2つの方法があります。SEOとリスティング広告です。リスティング広告とは、広告費用を支払い検索結果の上位に表示させる方法です。

リスティング広告によって集客するメリット

リスティング広告は、設定したその日から1日程度ですぐに広告が開始することができることが最大のメリットです。例えば「持続化補助金 代行」などの期日に限りのある業務でどの程度反響があるか分からない業種に対しては効果の高い集客方法です。

リスティング広告によって集客するデメリット

リスティング広告は、クリックされるたびに費用が発生します。また、競合が多ければ多いほどワンクリックの単価が高くなり広告費に見合う業務かどうかの見極めが必要になります。専門業務とする業務についてはリスティング広告よりもSEOの方がオススメです。

SEO対策によって集客するメリット

SEO対策によって検索順位の上位を取得することができれば、直接的に費用がかかることなくサイトへのアクセスを稼いでくれるものになります。同時に「検索キーワード」=「あなたのサイト」となることによってブランディングにもなります。

SEO対策によって集客するデメリット

SEO対策のデメリットは、大きくは2つあり確実性が無いことと時間がかかることです。競合性の高いキーワードでSEOしたところで上位に上がることは難しいです。また、競合性の低いキーワードで上位にするためにも数か月程度のかかります。

SEO対策とは

検索結果に表示される仕組み

グーグルのロボットがあなたのウェブページを訪問して登録しています。ウェブサイト全体を一度に読むのではなく、1ページ毎に訪問して登録するためウェブページと表記しました。これはサイトをオープンすれば自然にロボットが訪問しますが、自らグーグルに申請することも可能です。

グーグルのロボットが訪問したら、あなたのウェブページの情報が保存され一定のルールに従って抽出して一定の順序に配列されていきます。検索順位辞書みたいなものがあるとイメージしてください。

グーグルについて・グーグルの考え方

グーグルは、ウェブコンテンツを作成する上で一定のガイドラインを公表しています。「ウェブマスター向けガイドライン」と「Google 品質評価ガイドライン」が代表的です。以下に要約します。

グーグルガイドライン
  • 専門的な信頼性のある情報を表示し更新する
  • 健康や安全(法律的なコンテンツ含む)を表示する場合は、発信者が明示する
  • SEO対策のために不正行為は禁止し不正行為があったら検索結果に表示しない

検索結果に上位表示されるためにできること

検索結果に上位表示されるためにできることは3つあります。

サイト管理者ができること
  • 有益なコンテンツを継続して発信すること
  • グーグルに従ったサイト構成で表示すること(内部SEO)
  • 有益な他のサイトからリンクされること(外部SEO)

有益なコンテンツを継続して発信すること

これこそがウェブ運営する行政書士ができる最大のSEO対策です。また、行政書士の記事コンテンツは行政書士しか作成することが難しく、格安のSEO対策会社やフリーライターに依頼しても有益なコンテンツになることは少なく、効果が出にくい理由でもあります。

最低限のウェブライターとしての知識を備えつつ、行政書士自らがライティングすることが最大のSEO対策になります。

グーグルに従ったサイト構成で表示すること(内部SEO)

これは昔は内部SEOと呼ばれ、ウェブサイトを構築するためのHTMLをキレイに書き、その構成された場所に適格にコンテンツを入れていくことです。

ワードプレスというCMSを利用し一定のテーマを利用していれば、最低限の基準を満たすことができます。ウェブサイトをワードプレスで作成しテーマの選出を間違わなければ何もすることはありません。

有益な他のサイトからリンクされること(外部SEO)

これは昔は外部SEOと呼ばれ、他のサイトからリンクされていると検索順位が上がる時代がありました。そのため、SEO対策会社はIPを分散したサーバーを多数持ち多数のサイトからリンクをするようなサービスを行いました。これは現在は禁止されています。もし行った場合、グーグルの検索にヒットしないサイトになります。

良いコンテンツを継続して発信していれば、自然と被リンクは受けるものです。自分自身ではどうすることも出来ないため、他のサイト管理者にとっても役に立つと考えるサイトコンテンツを発信しましょう。

SEO対策の効果を知る方法

ウェブサイトのアクセスを知る方法は「グーグルアナリティクス」、検索からの訪問状況を知る方法は「グーグルコンソール」で確認できます。「グーグルコンソール」だけ見ておけば、検索からの訪問者数は分かるので十分です。

また、ワードプレスにはグーグルが提供している「サイトキット」という拡張機能があり、ワードプレスの管理画面上から「グーグルアナリティクス」「グーグルコンソール」とその他のサービスを1画面で確認できるためオススメの機能です。

SEO対策会社について

SEO対策会社の費用について

SEO対策会社を利用した場合の費用は、数万円~数十万円です。SEO対策は行政書士の業務を知らないSEO専門の会社が数万円でできるものではありません。おそらくあまり効果も期待できませんのでオススメしません。

ただし、SEO対策会社に月額数十万円の予算を支払えるのであれば、サイト構成からリンク構成などの確認、ターゲッティングと調査、そしてそのターゲットを獲得するためのコンテンツを作成をしてくれるサービスはあります。1つの業務で覇権をとるような野望を持っている行政書士であれば導入の検討の余地はあるかもしれません。

SEOを行政書士本人が行うのであれば、行政書士の勉強しつつ、サイトのコンテンツの増加につながり一石二鳥の仕事です。ウェブ屋行政書士は、ご自身でSEOするための最低限の知識と環境をご提供いたします。