行政書士のネット集客までの「記事コンテンツ量の目安(SEO)」と「広告費の目安(PPC)」

ウェブ屋コラム

アクセス解析見てますか?そのホームぺージに、アクセスされてない可能性あります。

本当にネット集客はむずかしいのか

行政書士の間での会話で「ネット集客が難しい」「ネットでは価格戦争になっている」とネット集客に対してはあまり良い印象を持っていない人が多いように思えます。

しかし、それは当然のことで、ウェブ作成までは、ウェブプランナー・ウェブデザイナー・コーダー・プログラマーなど色々な人が関わって1つのウェブが完成をします。

そして、ウェブ運用が開始されたら、ウェブマーケター・ウェブデザイナー・ウェブライターなどが関わってコンテンツを更新しアクセスを稼ぎ収益化を目指します。

ホームぺージに関連した業務を行ったことがない行政書士が、「行政書士の業務+ここに出てきた全員の業務」を覚えて収益化することが難しいのは当然です。

この記事はウェブマーケターとウェブライターの最低限の仕事を覚え、収益化まで目指す記事です。

行政書士業務にかかわらず、ネット集客は難しいです。SNSに頼らないSEOのみでの集客を狙う場合、ほぼアクセスされずお問い合わせが1年後になることも不思議ではありません。

集客方法の「SEO」と「PPC」

ウェブライターになり、SEOをする

グーグルは「人のためになるコンテンツ」を上位にしようとします。そのコンテンツは作った後にすぐに反響があるものではなく、ゆっくりと認められ検索順位が上がっていきます。

検索にヒットするようになってきたと感じるのがリリースしてから6か月後で、記事コンテンツは2000文字以上を100記事が目安です。

これは、昔のSEOテクニックの「ドメイン年齢(サイトがグーグルに見られてからの期間)」「サイト内の文字数と記事数」などが評価され検索順位が決まっていると考えられていたときの目安であって、最近はこの目安は関係無いとされています。しかし、一定の更新頻度で一定のコンテンツ量が無いと検索には不利には変わりないので今も目標とすべきラインです。

まずは、6か月で2000文字以上を100記事を目標としたい

ウェブマーケターになり、PPC(グーグル広告)をする

開業してワードプレス設置後、検索にかかるまでの期間、アクセスが無い状態で毎日記事を書くことは辛いですし、収入を得る必要があります。その期間のご提案として、PPC(グーグル広告)をお勧めしています。

PPCとは、クリック報酬型広告のことです。クリックされた場合にのみ広告費がかかります。クリックする人は、広告に「興味を持った人」もしくは「比較検討している人」です。「申込」に近い人からのアクセスに対してのみ広告費を支払うので、広告の費用対効果が高いとされています。

広告費用については、選ぶキーワードによって変わってきます。業種によりますが、1か月の広告費は2万円程度で1クリック30円ぐらいから300円を見積もって開始しましょう。

広告はクリックされただけで300円取られるので、広告ではなくSEOが魅力的に感じてしまうのも理解します。しかし、広告に慣れておけば突発的な業務「持続化給付金(コロナ)」などの仕事にもすぐに取り掛かることができるので、将来的に見ても必要なスキルです。

1か月の広告費は、2万円程度で1クリック30円~300円を見積もる

ネット集客方法のSEOとPPCの比率イメージ

※Y軸の数値は件数という意味ではなく、広告とSEOの割合を示すため仮に定めた数値です。

ホームぺージ開設直後は、アクセス数が0ですので広告によってアクセスを稼ぐことを提案します。

ホームぺージが検索にかかるようになってきたら、少しずつ広告費を減らしていくイメージです。

コンテンツを充実させるという漠然とした目標の他に、広告費を削減させるという数値上の目標ができるので、コンテンツ作成の原動力になると考えました。

この記事の本題

この記事は、SEOのみで集客を考えている行政書士のために書きました。SEOのみの集客を考えているのであれば、数か月もしくは年単位でアクセスの少ないサイトを更新しなければなりません。

「ホームぺージ開設しました!」などの個人の日記記事ではなく、「人のためになるコンテンツ」を100も作るとなると反響・お問い合わせなどの喜びが無いと動けません。

まずは広告によって訪問者を増やし、訪問者がいるからコンテンツ作成やメンテナンスを行う原動力、その結果、集客のできるホームぺージになっていきます。この作業は他人(業者)に任せることが難しい作業で、ホームぺージを持つのであれば必ずやらなくてはいけません。

他人(業者)に任せることが難しい作業

ウェブライターは、他人(業者)に任せることが難しい作業

ライティングの外注はできます。しかし「人のためになるコンテンツ」かつ「行政書士業務の内容」のライティングを継続的にできるライターに依頼することは難しいです。

クラウドワークスやランサーズに登録しているライターは安ければ1文字0.2円程度でライティングをしています。その納品物の多くは今ある記事をリライトしているものが多い印象です。1文字0.2円では、「人のためになるコンテンツ」かつ「行政書士業務の内容」を書くことは難しいです。

では、もっとお金を支払えばよいかというと、そう簡単でもありません。1文字1円のライターに依頼したとしましょう。その後、1文字1円のライターは1文字0.2円のライターに仕事を丸投げしない根拠はありません。

グーグル広告は、他人(業者)に任せることが難しい作業

広告の外注はできます。広告代行業者は、代表的な報酬パターンが2つあります。「広告費の上限を決めその広告費の〇%が報酬」のパターンと「月額の固定費を支払って特定のキーワードで出稿」のパターンです。

広告費の上限を決めその広告費の〇%が報酬のパターン

行政書士が定めた広告費の上限を、広告代行業者の利益追求のために、使い切る動きをします。もし、使い切れないのであれば、出稿範囲を拡大します。

これは、大企業が自社商品をブランディングするために広告代行業者を利用するのであれば、より多くの人に周知させることを目標としますので目的に合った広告方法です。

しかし、ほとんどの行政書士はブランディングする必要はありません。行政書士本人が儲かる広告方法を探す必要があります。それは行政書士本人しかできません。

月額の固定費を支払って特定のキーワードで出稿のパターン

行政書士が設定したキーワードで上位表示される対価として、月額の固定費を発生します。設定したキーワードで必ず上位表示させることは、ただ大金を支払えば上位表示するわけではありません。ウェブサイトの質、広告スコア、品質スコアなど複雑な要素が絡み合い上位表示します。

広告代行業者は、検索結果を依頼された行政書士に確認してもらうときに上位表示していなかったら、不完全履行ですので、依頼された行政書士にヒットさせるように「特定の条件の元で上位表示させる広告設定」をします。

この依頼された行政書士にヒットさせるための広告設定は、行政書士本人が儲かる広告方法とはマッチしていないことが多く、やはり広告の設定は行政書士本人が行ったほうが良いと考えます。

特定の条件の元で上位表示させる広告設定

グーグル広告は、ターゲット先を指定できる機能が豊富にあります。たとえば、オーディエンスで年齢や年収や地域によって絞り込めます。また、リマーケティングによって、特定のウェブサイトに訪問した人をターゲットとして広告掲載することもできます。また、カスタムオーディエンスによって特定の場所に訪れた人のみに広告もできます。また、事前に作ったリストのみに広告することもできます。

この記事のライター
行政書士 保田 多佳之

このサイトの管理者。2005年から現在までウェブの企画・制作・マーケティングまで幅広く経験しています。これからも仕事の中心はウェブの仕事です。2021年から行政書士専用のウェブ制作を行っています。

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