行政書士がドメインとサーバーを用意して、自分でホームページを作ろう!

行政書士の集客では、WEBサイト、ホームページは必ず必要です。見込み客は、官公署への提出書類名などを必ず検索します。その検索結果に自分の事務所が掲載されれば、必ず見込み客からの問い合わせが入ります。

ホームページなどのインターネットのWEBサイトには、ドメインやサーバーが必要になります。ドメイン名は、事務所名や行政書士にしたほうが、認知度が高くなったり、SEO的にも有利になります。

1.ドメインとは

ドメイン名(domain name)とは、IPネットワークにおいて、個別のコンピューターを識別して、接続先を指定するために使用される名称です。多くは、ドメイン名とは、複数のホストの集合体のドメインの名称、あるいはドメイン名それ自体がホスト名となっていて、URLの一部、多くの場合は前半部を構成しています。

インターネットでは、外国も含めて、世界では絶対に重複しないようにするために、ICANNによって、一元管理されており、Domain Name Systemによって、ドメイン名を含むホスト名とIPアドレスとの変換が実行されています。

ICANNは、インターネットの名前空間に関係するいくつかのデータベースの維持の管理と方法論の調整、ネットワークの安定的で、セキュアな運用の確保に責任を持っている非営利団体であり、InterNICの後身として、1998年に設立されました。2016年に民営化されています。

2.WEBサーバーとは

Webサーバーとは、パソコンやスマートフォンなどの端末からHTTP/HTTPSで送られたリクエストに対して、HTML、CSS、JavaScriptなどの情報を返すソフトウェアのことです。 Webサーバーへ接続するためには、ブラウザを使います。

Webサーバーとしては、オープンソースの「Apache HTTP Server」や「nginx」、Microsoftの「Microsoft Internet Information Services (IIS)」などがあります。

Webサーバーとは、Webのサイトを配信するサーバーのことです。パソコンやスマートフォンから送られたリクエストに対して、必要なファイルや結果を返します。

Webサーバーは、Webサイトに含まれているHTMLページ、画像ファイル、動画ファイルなどの静的コンテンツを送信するのに対して、アプリケーションサーバーは動的コンテンツを生成してユーザーのWebブラウザに送信します。

Webサーバーとは、クライアントのWebブラウザのリクエストに応じて、HTMLや画像などの表示を提供するサービスプログラム、そのWebサービスが動作するサーバーのことです。Webサービスを提供するサーバソフトは、Apache(アパッチ)とNginx(エンジンエックス)とマイクロソフトのIIS(アイアイエス)があります。IISはWindows Serverに搭載されています。

3.ドメイン取得の費用

「.com」や「.net」などのトップレベルドメインは、1,000円~2,000円程度で、「.jp」など、国のコードトップレベルドメインは5,000円~10,000円ほどがかかります。

ドメインの取得費用の相場は約2,000円です。独自ドメインは、年間で1,000~2,000円程度の費用で運用できます。

独自ドメイン名とは、独自に登録しているドメイン名のことを独自ドメイン名と呼びます。SEO的にも、認知度アップでも、事務所名などを独自ドメインにしたほうがよいでしょう。

4.WEBサーバー設置の費用

自分の事務所でWebサイトを立てたりする場合は、サーバーが必要です。事務所でサーバーを構築する場合、システム開発会社などに依頼して設計や構築してもらいます。

サーバー構築には、構築費用だけでなく、周辺機器やソフトの費用などもかかります。サーバーに費用をかけたくない場合は、レンタルサーバーも選択肢になります。

5.サーバー構築・設置にかかる費用

サーバーの本体は1台のコンピューターで、それを設置して、ネットワークで端末のPCなどの各種機器と接続することで、事務所内のネットワークを管理します。自社などでのサーバー運用をオンプレミスといいます。

サーバーコンピューター本体の価格相場は、小規模事務所向けの小型サーバーは10万円前後で、ハイスペックサーバーだと20~30万円になります。周辺機器としては、ルーター、UPS(無停電電源装置)も必要になります。

ルーターは1万5,000円~5万円前後で、UPSは3万円~8万円前後が相場になります。ルーターとは複数のネットワーク同士を中継する通信機器です。

6.運用と保守の価格

運用と保守費用とは、一般的に障害といわれるような場合や、災害や停電などのトラブル時に対処する費用です。その他、サーバーにかかる負荷などを監視する業務、運用・保守があり、構築後の監視も外部委託する場合は費用が発生します。

運用・保守費用の一般的な見積もりの相場は、サーバー構築にかかった費用の10%〜15%前後です。データセンターなど外部の建物にサーバーを用意する場合は、データセンター自体の利用料金と運用保守の費用がセットになる場合が多いです。

サーバーの運用保守は自分で対応することもできますが、24時間体制での監視が必要で、webサーバーなどは、トラブル時には迅速な対処が必要です。

7.レンタルサーバー

レンタルサーバーの場合は、手間のかかるサーバー設定をする必要がなく、サーバーの利用をすぐにできます。

事務所で運用のサーバー(オンプレミス):自分でサーバーを購入して管理します。構築や設定時の費用が高くなります。

クラウドサーバー:クラウド上のサーバーで、事務所のデータを管理できます。データの上限がなくて、使いたいときに使いたい容量を利用できますが、データ量によっては、高額になります。

レンタルサーバー:サーバーをレンタルします。具体的には、インターネットで、サーバーの「領域」をレンタルします。データ量には上限がありますが、使用量によって、プランが分かれています。サーバー構築の目的が、ブログやホームページなどの小規模なWebサイトや、独自のメール運用などであれば、運用コストを低くしやすくなっています。

レンタルサーバーのメリットは、次のとおりとなります。

多くのレンタルサーバーは、初期費用がなくて、毎月のサーバー代のみです。オンプレミスサーバーと比べて、初期費用がかからず、サーバーの保守や管理はサーバー会社で行ってくれて、運用コストは毎月のサーバー代のみです。

レンタルサーバーはプランやセキュリティなどのオプションによって、料金が変動するので、ランニングコストがどれくらいかかるか、事前に調べておいたほうよいでしょう。

オンプレミスサーバーの場合は、専門知識のある人が保守や管理を行う必要がありますが、レンタルサーバーならそうした手間は不要になります。