行政書士のホームページ、HP、WEBサイトの必要性と制作について

行政書士は、試験に合格して、登録しているだけでは、何もしなくてもお客さんが来てくれるわけではありません。営業が必要になりますが、営業するにはホームページくらいは必要です。

ホームページをつくっておけば、営業の時にプレゼンテーションに使えたり、面談の時の説明資料として使うこともできます。集客にはホームページは必ず必要になります。費用はかかりますが、費用対効果は、効果が上回ります。チラシと名刺を持って飛び込み訪問する以上の効果が期待できます。

1.ホームページの効果

行政書士事務所がホームページを作成することによって、下記の2つの効果を期待できます。

・お客さん、クライアントの信頼性が増加します。

・実際の対面の営業だけでなく、インターネットからも集客できます。

総務省の令和2年、通信利用動向調査報告書(企業編)によりますと、企業の90.1%がホームページを開設しています。

たとえば、カーディーラーが車庫証明の行政書士を探す時に、ホームページから選定することが十分に想定されます。

サービスの内容や料金、顧問などの実績などを掲載したホームページを準備することは、行政書士の営業活動にとって、とても重要になります。

ホームページを公開することで、インターネットから集客できます。行政書士を探して、ネット検索をしている企業や個人を、新規の顧客として集客することができます。

例えば、検索されやすい「地域名+行政書士」などで検索した場合に、事務所や行政書士名のホームページが表示されれば、そこからビジネスの引き合いとして、お問い合わせを受ける可能性が十分にあります。

そこでSEOが必要になってきます。SEOは、search engine optimizationの頭文字になります。日本語では、検索エンジン最適化と言います。検索エンジンの検索の結果において、特定のウェブサイトが上位に表示されるように、ウェブサイトの構成や記述などを調整したり、追加することです。サーチエンジン最適化ないし検索エンジン対策とも呼ばれていて、ウェブポジショニングと同義となります。

基本的には、検索1ページ目でなければアクセスされない、見込み客の目には止まらないと言われています。顧客を増やすには、ホームページを作成することは有効な手段となります。

2.ホームページの制作

「地域名+行政書士」などのキーワードで検索して、いろいろな行政書士や行政書士の事務所のホームページを比較しながら、気になる事務所を見つけて、問い合わせをするのが一般的です。お客さんにとっては、Webサイトの閲覧が行政書士との最初の出会いになっています。

検索した時点で信頼できる情報が出てこなかったり、すすめるための十分な情報が得られなかった場合、お客さんは、問い合わせなどを躊躇してしまう可能性があります。

検索しているお客さんのニーズに応えるコンテンツをわかりやすく伝えるホームページにすることが、集客で重要になります。

Webサイトから問い合わせや資料請求をすることができれば、お客さんは、気軽に、その時点で行動に移すことができるので、問い合わせ数の増加につなげることができます。

検索しているお客さんに信頼感や安心感を与えることも重要になります。信頼感や安心感を与えることもホームページの役割の一つです。行政書士の事務所のスタッフのプロフィールや得意分野、実績といった不安を取り除く記事をホームページ上に準備することで、お客さんは安心します。

他の行政書士の事務所との差別化が重要になってきます。多くの行政書士の事務所の中から選ばれるためには、他の事務所との違いや、この事務所ならではの強みをわかりやすく説明する必要があります。そのことを表現するのが、ホームページの役割です。

専門性の高い知識や司法書士ならではのノウハウを記事にして説明することができれば、期待感と信頼感を高めることができます。

集客できるホームページにするために必要なコンテンツですが、ホームページには、これだけあればOKというわけではなく、お客さんの心をつかむ構成になっていなければなりません。

新規受注にするためには、次のようなコンテンツを入れておきます。

・わかりやすい整理されたトップページ

行政書士の事務所の第一印象となるトップページは、重要なページです。このトップページで事務所の特徴、何を得意としている事務所なのかを伝えること、内容を整理してわかりやすく掲載するようにします。

・業務やサービスの紹介

お客さんの要望に対応する業務に対応しているかのページになります。たとえ、ホームページにアクセスしてもらっても、どんな課題を解決できるのか、ソリューションがわからなければ、具体的な問い合わせにはつながりません。対応の範囲が多い場合は、分野ごとにページを分けるようにします。

・特徴のご案内

どのような相談や依頼に対応しているかと、他の事務所との違いを説明する必要があります。実績や特徴、業務の内容、事務所の強みなどの内容を案内します。

・お客様の声

事務所の内容や特徴、その魅力をお客さん目線で紹介できる内容になります。お客さんの課題に対して、どのように役に立ったのか、具体的な内容にします。お客さんは、サービスの内容をより具体的にイメージすることができるようになるます。

今までの、実績などをアピールすることで、お客さんに安心感を与えることもできます。お客さんと写真やインタビューを掲載することも効果的です。

・事務所の概要

サービス情報と並んで欠かせないのが事務所の概要になります。事務所の基本的な内容はもちろん、行政書士としての理念を記載することで、信頼性やサービスの向上に寄与することができます。

・よくある質問

お客さんが日頃から持っている疑問や不安などをQ&Aの形式で紹介する内容です。発信したい情報などをお客さん目線で的確に伝えることができるので、サービスの理解を深める効果が期待できます。

・お知らせやブログ

お客さんにとって、役に立つ情報や専門家として発信できる知識をわかりやすく発信することによって、新しいお客さんの獲得にすることができます。

・お問い合わせフォーム

ホームページは、事務所の特徴などを発信するだけではなくて、お客さんとのコミュニケーションも大事になります。問い合わせは、ホームページには不可欠です。行政書士への依頼などを検討しているお客さんが簡単に、問い合わせなどができるように、わかりやすい導線をつくって、問い合わせフォームを設置するようにします。