行政書士の集客では、WEBサイト、ホームページは必須です。見込み客は、案件名などを必ず検索します。その検索結果に事務の事務所が掲載されれば、必ず見込み客からの問い合わせが入ります。単にホームページをつくるだけでなくて、SEO対策も必要になります。
SEOとは、Search Engine Optimizationの略で、検索エンジン最適化と言います。検索エンジンの検索結果で、ホームページが上位に表示されるように、ホームページを調整することです。
１．SEO対策
行政書士のサイトでSEO対策をする場合に効果的な施策やSEO対策をすることでのメリットやデメリットがあります。
ユーザーが行政書士へ仕事を依頼する場合は、Googleなどで「地域名 書類名 作成代行」として検索する場合が多くなります。このキーワードで、自分の事務所名が検索結果の上位に表示されると問い合わせや依頼の件数が増えることになります。
検索結果の上位に表示されるためには、このキーワードを意識したホームページの作成が重要です。
行政書士事務所のサイトのSEO対策を行う目的としては、検索結果で自社サイトを検索結果のページの上位に表示させることです。検索結果で上位に表示されることで自社サイトへの流入数が増加して、それによって、依頼件数や問い合わせ件数の増加を図ることができます。Googleなどの検索結果では、１ページ目に表示されないと問い合わせが２ページ以降であれば、減ってしまいます。ほとんどの場合、来ないということもあります。
事務所のサイトを上位表示させるためには、ホームページのコンテンツ対策、内部対策、外部対策などのSEO対策をすることによって、上位表示させる必要があります。検索結果での上位表示を維持させることができれば、集客を増加させることが可能になります。検索結果の１ページの上の方に掲載されれば、見込み客の問い合わせが劇的に増えることもあります。
一般的に、リスティング広告などに比べて、費用効果が高くて、広告費を削減することができますし、検索結果の上位の表示を継続させることで、安定した集客が可能になります。
リスティング広告などの広告での集客の場合は、広告費の範囲内でしか集客できないということになってしまいます。競合の参入がすすんでくると、クリックの単価が高くなるために、費用が高くなってくるというデメリットもあります。
SEO対策の場合であれば、ホームページでコンテンツを公開すれば、ネット上に残り続けるので、ホームページを運営していれば集客することができます。
見込み客の獲得につながることもSEO対策のメリットになります。行政書士に関連するキーワードで、検索結果の上位のページに表示させることができれば、事務所のホームページへの流入が増えて、潜在ユーザーへのアプローチも可能となって、新しい顧客を集客することができます。
行政書士の事務所のSEO対策を適切に実施していれば、インターネットでの継続的な集客が可能になります。
２．キーワード
対策キーワードの決め方も重要になってきます。
例えば、○○書類の作成を行政書士に依頼したい、相談したいと考えているお客さんがいる場合であれば、次のようなキーワードで、検索する可能性が考えられます。
「○○ 費用 行政書士」
「○○ 作成 行政書士」
「○○ 作成 依頼」
このようなキーワードでSEO対策を実施することで、書類の作成を行政書士に依頼したいと考えている見込み客の集客をすることができます。このようにSEO対策を実施することで、広告での集客と比べて、継続的に集客ができる場合もあります。
例えば「○○市 行政書士」というキーワードで、リスティング広告を出稿する場合であれば、キーワードプランナーを使用して「○○市 行政書士」というキーワードで入札単価を調べてみると、1クリックあたり何百円する場合があります。1,000人のページへの訪問者を集客するのに何十万円かかってしまいます。「○○市 行政書士」というキーワードでリスティング広告を出稿するには、ある程度の予算が必要です。
リスティング広告の場合は配信を停止してしまうと広告自体が表示されなくなって、集客が見込めなくなります。そのために、広告費を払い続けないと継続的な集客ができなくなります。
SEO対策であれば、一度、検索結果の上位表示をすることができれば、広告費を払い続けなくても集客することができます。「○○市 行政書士」以外のキーワードでも、流入が発生する場合も出てきます。
競合している他の行政書士のホームページやアルゴリズムの変更などによって、継続的なSEO対策をしないと、検索順位が落ちてしまう可能性もあるので、SEO対策でも、SEO記事を継続的に増やすなどメンテナンスは必要になります。
対策のキーワードの決めることは、SEO対策として重要になります。GoogleやYahooなどの検索エンジンのユーザーが検索語を入力する検索窓に入力する言葉を対策キーワードと言います。
行政書士に依頼をしたいと考えている見込み客が検索窓に入れそうな対策キーワードにすることで、自分のホームページがターゲットとしているユーザーに閲覧される可能性が高くなります。
行政書士が対策キーワードを決定する場合は、自分の事務所の近隣のお客さんから問い合わせが来るかどうかや自分の実務に関係するキーワードかなどがキーワードの選定基準となります。
例えば、大阪市の行政書士がターゲットにしたいキーワードを選ぶ場合であれば、次のようなキーワードが考えられます。
「大阪市 行政書士」、「大阪市 行政書士 無料」、「大阪市 行政書士 相談」、「大阪市 行政書士 車庫証明」、「大阪 車庫証明 申請」、「大阪 車庫証明 申請 安い」などが考えられますので、これらのキーワードを含む記事などを掲載するようにします。
３．内部対策の実施
SEO対策として、内部対策を実施することもあります。内部対策とは、タイトルのタグや内部のリンクの最適化などを実施して、ホームページの体裁を整理することです。
・タイトルタグの最適化
タイトルタグの最適化は、内部対策の中の1つです。
タイトルタグは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンでの検索結果に表示されるタイトルのタグのことです。
タイトルタグによって、検索エンジンの利用者である見込み客がサイトを閲覧するかどうかが決まるので、ホームページの閲覧数を増やして、検索順位をあげるにはタイトルタグは重要です。
タイトルタグを設定する需要な点としては、ターゲットとしたいキーワードが入っているかとか、クリック率を上げる工夫ができているかなどがあります。
内部対策の例として、サーチコンソールのエラーを解決しておくことも重要です。サーチコンソールとは、Google検索の解析ツールのことですが、Googleが無料サービスとして提供されていて、ホームページの掲載されている順位や、検索キーワードの表示回数などを確認することができます。
サーチコンソールでは、ホームページ内のエラーを見つけることもできます。
その他の内部対策の例としては、内部リンクの最適化もあります。内部リンクの最適化は、ホームページのページ間の内部リンクを適切、エラーが出ないように設置することです。
内部リンクを最適化することによって、見込み客のページ滞在時間が上がる可能性があります。Googleのクローラーがきやすくなるという効果もあります。
内部リンク対策を行う場合は、ピラーページとクラスターページを繋ぐと有効な場合もあります。
ピラーページとは、見込み客が知りたい情報が多く掲載されているページのことです。クラスターページは、ピラーページの情報を個別に、さらに詳しく解説したページのことです。
４．新規のコンテンツ、ページの作成
新規のコンテンツやページをつくることも、有効なSEO対策となります。見込み客の検索目的を充足させるのに十分なコンテンツやページがあることは、SEO対策にとって重要になります。
行政書士がSEO対策をするのに必要なコンテンツとしては、事業内容や対応業務があります。
事業内容や対応業務がしっかり掲載されていれば、見込み客にとってわかりやすく、仕事の依頼になる可能性もあります。