補助金と助成金の違い
どちらも国や地方公共団体から支給されるお金ですが、財源の違いから名称が分かれています。
助成金の財源
助成金の財源は「雇用保険料」です。雇用保険の適用事業者が助成金を申請することができます。
雇用関係の助成金申請業務は社労士の独占業務ですので、行政書士が行うことができません。
補助金の財源
補助金の財源は「法人税」です。法人税を納めている事業者が補助金を申請することができます。
つまり、法人税を納めなかったり、滞納している場合は、申請することができません。
補助金の申請業務は、独占業務ではありません。非独占業務なので、誰が行ってもよいですが、行政書士のほか、税理士さんや中小企業診断士さんが行う場合が多いようです。
補助金の種類
行政書士が扱っている補助金は、下記のとおりです。各補助金は年度ごとの国の予算編成に伴い改定されます。
※上記の他にも都道府県、市町村等の補助金もあります
創業
- ものづくりや新サービス、新商品開発、新生産方式導入に関する補助金
- 特定ものづくり基盤技術(12分野)の向上に関する補助金
- 小規模事業者の販路開拓支援に関する補助金
- 中小企業・小規模事業者の海外展開に関する補助金
- 異分野の事業者が連携し新たな事業分野の開拓を図るための補助金
地域資源の活用
- 地域資源を活用した新商品・新サービスの開発や販路開拓に関する補助金
- 中小企業者と農林漁業者の連携による新事業の創出に関する補助金
- 商店街等が民間企業やNPO法人等と連携して行う取組みに関する補助金
省エネ設備等導入
- 省エネ設備の導入・運用改善に関する補助金
- 設備等の入替、製造プロセス改善等により省エネ・電力ピーク対策を行うための補助金
- 工場、事業場、住宅、ビルにおけるエネルギー使用量削減に関する補助金
- CO2排出量削減に関する補助金
補助金を探す
前項のように、補助金はたくさんあり、応募できる制度を見つけ出すのも時間を要します。国(経済産業省・中小企業庁)が運営するWebサイトの検索機能を使って、自分に合った補助金を探すことができるので、是非検索してみてください。
専門家に相談する
たくさんの資料、要項を確認した結果、要件に合わないことがわかり、結局応募できないのではがっかりしてしまいます。応募したい補助金がみつかったら、行政書士などの専門家に相談することをおすすめします。